もともと「太りにくい体質」だった私。でも、コロナ罹患をきっかけに、その“太れなさ”が一気に深刻化しました。以前はどんなに痩せても46kgくらいには自然と戻っていたのに、今は41kgをキープするのがやっと。「ちゃんと食べているのに体重が増えない…」そんな日々が続いた末、病院で徹底検査を受けることにしました。
同じように「太れない悩み」を抱えている方の参考になればと思い、今回はその体験をシェアします。
コロナ罹患後、体重が戻らない日々
コロナにかかった直後、体重は一気に4kg落ち、42kgに。
当時は「回復すれば自然に戻るだろう」と思っていたのですが、数か月経っても一向に増えず…。
むしろ、一時的に増えてもすぐにお腹の調子を崩して元通り、という状態を繰り返すようになってしまいました。
気づけば、41kgを切る日も出てきて、さすがに不安を感じるように。
病院で徹底検査。でも「異常なし」
体重が戻らない原因を知りたくて、血液検査・CT・胃カメラ・大腸カメラと、できる限りの検査を実施。
結果、目立った異常は見つからず、病気が原因とは言えないとのこと。唯一、大腸に小さなポリープ(3mm)が1つ見つかりましたが、それが体重減少に影響しているとは考えにくいそうです。代わりに医師から指摘されたのは、「過敏性腸症候群(IBS)」の可能性。
腸と心が強くつながっているこの症状は、ストレスや自律神経の乱れが影響するケースが多いとのことでした。
中学時代から続く「お腹とストレス」の関係
その話を聞いて、思い出したのは中学生の頃。
部活で部長をしていたとき、ストレスでお腹を壊し、しばらく部活を休んだ経験があります。
それ以来、緊張するとお腹が痛くなるようになり、20代、30代、そして今も変わっていません。
大人になっても、物事を悪い方向に考えてしまうクセが抜けず、ストレスをため込みやすい自覚もあります。
「腸と脳はつながっている」とよく言われますが、まさに私のケースだなと実感しました。
やっぱり遺伝も関係? 太りにくさの背景
実は私の両親、そして兄も細身の体型です。さらに、父の兄妹もスリムで、親戚の多くが似たような体型をしています。家族や親戚を見渡しても、太っている人はほとんどいません。こうした家系の特徴から考えると、私の「太りにくさ」は、遺伝的な体質もかなり大きく関係しているのではないかと思っています。
実際、体型や体重のコントロールには、遺伝の影響が強く表れることが近年の研究でも明らかになってきました。骨格の細さや筋肉・脂肪のつきにくさ、さらには食欲や満腹感の感じ方にまで、さまざまな遺伝子が関与していることが分かっています(参考:Forbes JAPAN「体重や体型が“遺伝”で決まるのはなぜ?」、ヒロクリニック『遺伝子と体型:遺伝が与える影響を探る』)。
私自身、胃腸の調子がいいときはしっかり食べられますが、それでも体重が増えにくいのは、やはり「生まれ持った体質」の影響が大きいと実感しています。そこにストレスや腸の不調が重なることで、さらに太りにくさが強まっているのかもしれません。
私が選んだ改善策は「胃腸と自律神経のバランスを整える」
病気ではないとわかった今、私がやるべきことは「心と体の土台を整えること」だと気づきました。
個人的には、太れない状況が悪化したのはコロナの後遺症によるものではないかと感じています。実際、コロナ罹患後から明らかに体調や体質の変化を実感するようになりました。
とはいえ、医師からは明確な診断があったわけではなく、たとえ後遺症だったとしても、現時点では特効薬や治療法がないのが現実です。
だからこそ、私にできることは「コロナ後遺症以外の原因」にしっかり向き合うこと。
そしてたどり着いたのが、「胃腸と自律神経のバランスを整える生活に切り替える」という方法でした。

私がまず取り組むことは、この二つだよ!
① ストレスをためにくい思考を身につける
② 胃腸にやさしい食生活にシフトする
まず始めたこと|朝食を「パンと紅茶」から「和食」に変更!
まず最初に取り組んだのが、朝ごはんの見直しです。
これまでは、トーストと紅茶という洋食派でしたが、思い切って「ごはん・味噌汁・納豆・目玉焼き」といった和食中心の朝食に切り替えてみました。
実際に始めてみると、朝からお腹が重くならず、気持ちよく1日をスタートできる感覚があります。
和食にした理由は、次のような点からです:
- ごはん(白米)は、小麦製品よりアレルゲンになりにくい
※厚生労働省「アレルギー表示に関する情報」より - 納豆や味噌汁などの発酵食品には、腸内環境を整える効果がある
※農林水産省「発酵食品のチカラ」より
こうした点から、「腸のことを第一に考えるなら、やっぱり朝は和食がいいかも」と感じました。ただ、この取り組みを始めた直後に大腸カメラの検査が入り、いったんは中断せざるを得ませんでした。でも、体調が落ち着いたらまた再開するつもりです。
最後に|自分の体と丁寧につきあっていく
「痩せすぎ」「もっと太ったほうがいい」と言われることもありますが、体重が増えないことは意外と深刻な悩みです。
見た目にはわかりにくくても、体調やメンタルに与える影響は大きいと感じています。
だからこそ、医師の力も借りながら、自分の感覚にしっかり耳を傾けていくことが大事。
そして、焦らず試行錯誤を重ねながら、少しずつでも「健康的に太る」方向へ近づけたらと思っています。
これからも、自分の体と向き合う日々をブログでシェアしていきますね。
次回予告|1週間の体重記録&これから実践していくこと
次回からは、1週間ごとの体重の変化と、その週に気をつけたことを記録していく予定です。
これから取り入れてみようと思っている食生活や習慣も少しずつご紹介していきますので、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。